2025-06-23 17:46:09 配信

国連事務総長は“危機感” トランプ氏の決断に世界は

 日本への影響も大きい今回のアメリカのイランへの攻撃ですが、世界はどう見たのでしょうか。

 ロシア外務省は、アメリカの攻撃は「無責任で国際法に違反する」と強く非難しました。中国外務省も「中東の緊張を悪化させた」と、両国は“強く非難”しています。

 一方、ヨーロッパに目を向けるとイギリス、フランス、ドイツの首脳は「我々の目的はイランの核兵器保有を阻止すること」だという共同声明を出しましたが、アメリカの攻撃については評価しなかったということです。

 国それぞれ、アメリカとの距離感によって態度が分かれているように見えます。

 そんななか、強い危機感をあらわにしたのが国連のグテーレス事務総長です。国連の緊急会合のなかで「アメリカの攻撃が危機的な状況をエスカレートさせた」「解決策は外交しかない」と訴えました。

 今後、中東情勢がどうなっていくのか。日本も含めた世界の対応に注目が集まります。

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