パレスチナ自治区のガザを巡り、アメリカが提示した新たな停戦案に対してイスラム組織「ハマス」が回答しました。ウィトコフ中東担当特使は「到底受け入れられない」と非難しています。

　ハマスは31日、声明で、アメリカの停戦案について「仲介役に回答を提出した」と明らかにしました。

　AP通信などによりますと、ハマス側は、イスラエル軍の撤退や人質解放の時期などについて修正を求めているということです。

　これに対しアメリカのウィトコフ特使は、ハマス側の回答は「到底受け入れられない」として「我々の提案を受け入れるべき」「それこそが、数日以内に60日間の停戦合意を成立させる唯一の方法だ」と強調しました。

　トランプ大統領は30日、停戦合意について31日にも詳細を発表するとしていました。