カンボジアで特殊詐欺の拠点とみられる場所が摘発された事件で、日本に住む男性が「大手求人サイトで仕事に応募し拠点に送られた」という趣旨の話をしていることが分かりました。

　カンボジア当局は27日、北西部ポイペトにある建物を摘発し、日本人とみられるおよそ30人を拘束しました。

　捜査関係者によりますと、摘発の糸口は愛知県に住む男性（21）からの「日本人が特殊詐欺をやっている」という情報提供でした。

　男性は「大手求人サイトを通じ、アルバイトに応募したら詐欺の拠点に送られた」という趣旨の話をしているということです。

　今後、日本の警察が実態解明を進める方針です。