2025-05-10 05:51:09 配信

ロシア対独戦勝記念日軍事パレード プーチン氏西側諸国批判を控える

 ロシアでは第二次世界大戦の戦勝記念日に合わせて軍事パレードが行われました。プーチン大統領は去年とは打って変わり、演説で西側諸国への批判を控えました。

 第二次世界大戦の戦勝記念日の軍事パレードは、ロシア各地のネット通信を遮断するなど厳戒態勢のなかで行われました。

ロシア プーチン大統領
「国全体、社会全体、国民全体が特別軍事作戦(ウクライナへの侵攻)の兵士たちを支持している」

 核の脅威をちらつかせ、西側諸国を牽制(けんせい)した去年から一変し、プーチン大統領は演説で西側諸国をほとんど批判しませんでした。

 クレムリンに近い関係者によりますと、プーチン氏は用意していた3種類の原稿のうち最も穏健な内容を選んだということです。

 関係者は、プーチン氏は追加制裁を恐れてトランプ氏の出方をうかがっていると指摘しています。

 ただ、ウクライナへの侵攻は止めません。

 関係者は「ロシア軍は早期に勝利しようと、大都市への攻撃を増やす可能性がある」と指摘しています。

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