2026-03-09 12:06:39 配信
クラフトジン…福島から世界へ 避難自治体で広がる“酒造り”
東日本大震災から15年。福島県では原発事故による避難指示が解除された地域で、酒造りで復興を後押ししようとする動きが広がっています。去年の秋に福島県内で開かれた蒸留酒のお披露目会。
振る舞われた酒は、原発事故により一時すべての住民が避難を余儀なくされた川内村で造られました。
参加した人
「山菜のおかげでまろやかになっている。飲みやすくなっていておいしい」
「こういうジンを今まで飲んだことがないから衝撃」
創業者の大島草太さん(29)は栃木県出身。
被災地の課題解決を学ぶ大学の授業の一環で川内村を訪れ、自然豊かで居心地の良い環境にひかれて活動の拠点に選びました。
クラフトジンを製造 大島さん
「地域で愛される特産品ということも大事ではあるが、まず外からも評価されるものが、この場所にある(ことが大事)。初めて飲んで驚いたというものが『これ福島なんだ。どんな場所でやっているんだろう』となるのがすごく大事だと感じている」
今、準備している春限定のジンには梅の花を使っています。
花を収穫する作業はSNSを通じて集まった県内外のファンが手伝ってくれました。
大島さん
「梅干しとはちょっと違う花独特の香りと、梅特有の香りもあって最高」
目指すのは、日本固有の素材を使った世界に通用するジン。
その挑戦は少しずつ軌道に乗り始めています。
大島さん
「酒の持つ求心力はすごいと思うので、そこがきっかけで人が集まって、その人たちが関わるほど面白い酒造りにつながるというサイクルが回っていくといい」
福島県の旧避難区域ではワインやクラフトビールの製造拠点も増えていて、原発事故で福島が背負った暗いイメージを、メイドイン福島の酒で覆そうとしています。
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