2026-01-30 18:37:47 配信

練炭で“住職殺害”女の判決 インターネットで「殺屋 実在 日本」と検索

 28個の練炭を燃やして住職を殺害。無実を訴える女への判決は。

■「殺屋 実在 日本」と検索

30日の判決から
「被告人はインターネットで『殺屋、実在、日本』と検索していた。被告人に殺意が生じていたことを端的に示すものである」

 懲役25年の判決を聞いても取り乱すことはありませんでした。

 石材店の役員・青木淳子(66)被告は2023年、東京・足立区にある寺に侵入し、練炭を燃やして住職を殺害した罪などに問われています。

 検察側によりますと、青木被告は石材店社長の齋藤竜太受刑者とともに寺に侵入し、地下の納骨堂に入って練炭を並べたといいます。その数、28個。

 斎藤受刑者はガストーチで着火したということです。

 翌朝、住職は納骨の準備のため納骨堂に入って意識を失い、一酸化炭素中毒で死亡しました。

 検察側によりますと、青木被告は齋藤受刑者とともに練炭への着火実験もしていたといいます。

 齋藤受刑者は殺人などの罪で懲役25年が確定していますが、青木被告は「仕事に行っただけなのに気が付いたら共犯者にされていた」と否認していました。

 この2人と住職の間にはトラブルも…。

 寺の霊園の管理などを担当していたのが石材店の役員だった青木被告でした。霊園の運営方針を巡り、住職と関係が悪化。

 検察側は住職から寺への出禁を言い渡され、青木被告がうっぷんをためていたと指摘しています。

 また、寺の焼却炉ではガソリンが入ったペットボトル十数本も見つかっています。

 検察は青木被告がガソリン7リットルをペットボトルに分け、焼却炉に隠して住職に危害を加えようと試みたと指摘しました。

 今月30日に行われた判決公判。青木被告は上下スーツに眼鏡を掛け、法廷に現れました。

 裁判長は…。

判決から
「青木被告が齋藤受刑者に『ガソリンを追加したい』と伝え、『追加する準備をしたのか』『口ばっかり』と言った」

 この発言で斎藤受刑者はガソリン10リットルを追加することにしたと認められるとしました。

 そして、下された判決は…。

判決から
「仕事上の障害となっていた住職へのえん恨や公私にわたって深い関係にあった齋藤受刑者への愛情から同調して本件行為に及んだものと推察される」

 また、無味無臭無色の一酸化炭素を高濃度に充満させる非常に危険で卑劣な行為としたうえで、納骨堂に練炭を運び入れた青木被告の役割は大きいとして懲役25年を言い渡しました。

 齋藤受刑者と同じ量刑です。

 判決の瞬間、青木被告は取り乱す様子はなく、真っすぐ前を向いて聞いていたということです。

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