2025-12-20 17:55:26 配信

押そうとした形跡あった非常ボタン 電源入っていれば作動 赤坂サウナ火災

 東京・赤坂の高級個室サウナ店で客の夫婦が死亡した火事で、サウナ室内に設置されていた非常ボタンについて、電源が入っていれば、正常に作動していたことが分かりました。

 東京・赤坂の高級個室サウナで、客の松田政也さん(36)と妻の陽子さん(37)の2人が死亡した火事。当時の状況が徐々に分かってきています。

 妻の陽子さんは、右の肩から腕の後ろ側。夫の政也さんは、上半身の後ろ側を全体的にやけどしていて、政也さんのやけどの範囲が広いのは、陽子さんを守ろうと覆いかぶさったためとみられます。

 その2人が倒れた付近にあった、非常用ボタン。ブザーのような音で事務室に危険を知らせることができましたが当時、事務室には誰もおらず…。

 さらに、受信盤の電源は落ちていて、音が鳴らなかったことも分かっています。

 その非常用ボタンには助けを求めていたのでしょうか、押そうとした形跡があったといいます。

 そして、新たな検証結果によると、非常用ボタンは電源が入っていれば作動することが分かりました。

 外れたドアノブに、作動しなかった非常用ボタン。警視庁は業務上過失致死も視野に詳しく調べています。

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