2025-12-05 16:47:04 配信

クマ被害受け富山県が緊急対策会議 4日に70代夫婦が顔など引っかかれる

 富山市で4日、70代の新聞配達員の夫婦がクマに襲われたことを受け、富山県は緊急対策会議を開き、改めて注意を呼び掛けました。

 午前2時半ごろ、富山市婦中町河原町の住宅近くで新聞配達中の夫婦が配達先の住宅でクマに襲われ、75歳の夫が顔や両手に、70歳の妻は顔をけがして病院に搬送されました。

 これを受けて富山県は5日午前、自治体や警察などを集めた緊急対策会議を開きました。

 県によりますと、クマによる人身被害は5件目で、今年のクマの目撃数はここ10年で最も多い1030件と去年の約3倍になっています。

 そのうち8割が9月以降に集中していて、県は冬眠前のクマの活動が活発になっているとして朝、夕の時間帯に限らず、外出する際は注意するように呼び掛けています。

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