2025-09-17 14:16:51 配信

“緊急対策必要”全国で約72km 空洞も 下水道管の特別調査

 埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて実施された特別調査の結果、速やかに対策が必要な下水道管が全国におよそ72キロあることが分かりました。

 八潮市の道路陥没事故を受けて、国土交通省は全国の下水道管のうち、八潮市の事故現場と構造や地盤条件が似ているほか、腐食しやすい可能性がある下水道管およそ813キロの特別重点調査を自治体に要請しました。

 8月時点でおよそ730キロの調査が終わり、重度の腐食などが確認され、原則1年以内に速やかな対策が必要な下水道管が全国35都道府県におよそ72キロあることが分かりました。

 また、地面の下の空洞は北海道北見市で1カ所、新潟市で2カ所、熊本県玉名市で3カ所とあわせて6カ所確認されました。

 北海道と熊本県の4カ所はすでに補修が終わっていて、新潟市の2カ所は、年度内の補修完了を目指すということです。

「速やかな対策が必要な下水道管がある35都道府県」
北海道、青森、宮城、山形、福島、茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、長野、新潟、石川、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、岡山、広島、山口、徳島、香川、高知、福岡、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄

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