元交際相手男性を殺害して、遺体をスーツケースに入れて多摩川に遺棄した罪などに問われている30代の女が、初公判で起訴内容を認めました。

　西高舞被告（33）はおととし12月、元交際相手で動画配信者の原唯之さん（当時46）を殺害し、遺体をスーツケースに入れ、重しにダンベルを使って多摩川に沈めて遺棄した罪などに問われています。

　16日の初公判で西高被告は、裁判長から起訴内容に間違いがあるか問われると「いいえ」と答えて認めました。

　検察側は冒頭陳述で「遺棄事件に使用したダンベルをインターネットで注文していて計画性が高い」などと指摘しました。

　一方、弁護側は「被害者から配信で誹謗（ひぼう）中傷を何度も受け、いつ個人情報が配信されるか分からない恐怖があった」などと主張しました。