2025-09-13 18:26:08 配信

スラムダンク“聖地”でトラブル解消へ 鎌倉市が実証実験 観光客らは…

 人気アニメ「スラムダンク」の“聖地”とされ、観光地化している踏切。路上での写真撮影などが問題となっていましたが、観光客に安全に撮影してもらう取り組みが始まりました。

■スラムダンク“聖地”でトラブル解消へ

 写真撮影を安全にしてもらう取り組みが始まったのは神奈川県の鎌倉高校近くの踏切前です。

 ここはバスケアニメ「スラムダンク」の聖地と呼ばれる場所。アニメのオープニングに登場する踏切と緑色の電車。それらを写真に収めたい観光客が詰め掛け、人気の観光スポットとなっています。

 ただ、周辺は普通の住宅街。観光客が道路へあふれ、ごみが散乱するなど、ここ数年、地域住民を悩ませていました。

 そこで鎌倉市は13日から、近くの公園に“撮影エリア”を設置し、観光客を誘導する実証実験を始めたのです。

 撮影エリアが設けられたのは、観光客が殺到していた踏切前の道路からほんの数メートル離れた公園です。

 市の職員が道路上での撮影をやめてもらうために観光客に声を掛け、公園の撮影エリアに誘導します。市は樹木を伐採し、ごみ箱を設置するなど整備しました。

■鎌倉市が実証実験 観光客らは…

中国からの観光客
「(Q.新しいルールについてどう思う?)受け入れることができます。ここから写真が撮れれば問題ありません」

地元の高校生
「新しいルールができて、見た感じ前より良くなっている」

チリからの観光客
「(Q.ルールがなければどこから写真を撮りたい?)もちろん、あそこからです。通りの真ん中です」

 実証実験は16日まで、4日間の予定です。ただし、撮影エリアについては、その後も設置を継続するということです。

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