徳島で始まった王位戦七番勝負の第5局。藤井聡太七冠は3勝1敗で、6連覇に王手をかけています。あとがない永瀬拓矢九段は…。

日本将棋連盟 　香川愛生女流棋士
「本局は永瀬九段が『穴熊』と言われる盤の隅の方に非常に堅くて遠い構えを作る、そんな戦い方になっておりますので、（永瀬九段の）攻めがうまく決まれば、完勝するようなことも目指せる戦型」

　序盤は早指しが続く展開でしたが、70手目に藤井七冠が101分の長考に沈むと、永瀬九段も159分の大長考で封じ手の時刻を迎え、初日を終えました。

香川女流棋士
「難しい局面で封じ手にしてしまうと、この封じ手に悪手を書いてしまって、次の日を迎えるということも場合によってはあること。ベストだろうという自信が持てる局面で封じ手に入れたい」

（「グッド！モーニング」2025年8月27日放送分より）