2025-08-07 12:33:18 配信
南極内陸の温暖化を初観測 世界平均の2倍ペースで気温上昇

名古屋大学などのグループは、南極の内陸部の気温データ30年分を解析しました。
その結果、日本の「ドームふじ基地」などでは、気温が10年間でおよそ0.5℃のペースで上昇していることが分かりました。これは世界平均の2倍のペースです。
特に春から夏にあたる10月から3月にかけてはさらに早いペースで気温が上昇しているということです。
名古屋大学 宇宙地球環境研究所 栗田直幸准教授
「インド洋の温暖化が南極の内陸域の温暖化に寄与している。いずれさらに暖気がより温まれば、沿岸域でも氷の融解を引き起こすような温暖化が引き起こるはず」
データは日本の南極観測隊によるもので、内陸部での温暖化傾向が明らかになるのは世界で初めてです。
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