2025-08-01 10:23:58 配信
雨乞いで「北条砂丘太鼓」奉納 農作物の順調な収穫祈願

倉吉市では、7月1日から28日までの降水量が、例年と比べて9分の1以下と極端に少なく、特に7月1日からの13日間は、雨がほとんど観測されませんでした。
厳しい暑さと日照りが続いたため、これから出荷を予定している特産の二十世紀梨やコメ、野菜などへの影響が懸念されていました。
同栄神社で奉納されたのは、「北条砂丘太鼓」です。
小バチは雨と日本海のさざ波を表し、大バチは雷雨と吹き荒れる砂嵐を表現しています。
かつて過酷な重労働だった水くみ作業にあえいでいた農民が、雨乞いの際に打ち鳴らしたと伝えられています。
JA鳥取中央 代表理事常務 戸田勲氏
「とにかく早く雨が降って、皆が喜んでいただけるような形にしたいなと思いますけど、これはもう天に頼むしかない。我々の力では限界があります。それをきょう皆で祈ったということでございます」
集まった人たちは、恵みの雨の到来と農作物の順調な収穫を願いました。
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