26日夜、佐賀県玄海町にある九州電力玄海原子力発電所の敷地内にドローン3機が侵入しました。原発の設備に異常は確認されていません。

　原子力規制庁によりますと、午後9時ごろ、玄海原発の敷地内でドローン3機が飛んでいるのを職員が見つけ、およそ40分後に「原子力施設の運転に影響及ぼすおそれがある核物質防護情報」の通報が規制庁にありました。

　九州電力によりますと、ドローン3機はその後、敷地の外に出ていったということです。

　原発の設備に異常はなく、侵入したドローンは27日午前0時時点で見つかっていません。

　玄海原発は1号機と2号機が廃炉に向けた作業中で、運転中の3号機と4号機に異常があるという情報は入っていないということです。

　4号機は27日から定期検査に入る予定です。

　「核物質防護情報」は、テロなどにより原子力施設の運転に影響を及ぼす恐れがある場合に通報が行われます。