2025-07-21 17:50:05 配信
“1日だけ咲く花”盗難 もう咲いたのに…誰が?なぜ

来園者(70代)
「きれいだなって眺めてた。これじゃあ殺風景だもんね」
来園者(80代)
「まったくね。皆楽しみにして見ているのにね。困っちゃうよ」
来園者から困惑の声が出ていたのは埼玉県川口市の青木町公園。今月10日、およそ45株の花の盗難被害が判明。“1日だけしか咲かない花”とは、一体何なのか。
川口市公園緑地公社 内田啓介さん
「へメロカリスが根から掘り取られていることが分かった。特徴は1つの花が朝咲いて、その日の夕方、夜にはしぼんでしまう」
「ヘメロカリス」とは、ギリシャ語で「1日の美」という意味。別名「デイリリー」とも呼ばれる一日花で、去年、別の庭園から譲り受け、今年の夏、初めて花を咲かせたばかりでした。
内田さん
「皆で花を楽しむために植えているもの。本当に悲しい気持ちでいっぱいになった」
なぜ“1日だけしか咲かない花”を盗んでいったのでしょうか。
内田さん
「つぼみの1つは朝咲いて夕方、夜にしぼんでしまうが、1本の茎につぼみがたくさんついているので、花の時期としては2、3週間楽しめる。被害総額としては約40万円ほどになる。もちろん盗んでいったものは返してほしい」
警察は、窃盗事件として捜査しています。
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