2025-07-08 19:55:40 配信
糖尿病患者は熱中症リスクが1.4倍に 名工大教授らの研究で判明

名古屋工業大学の平田晃正教授らの研究グループは、全国およそ256万人の保険データベースを活用して、糖尿病患者の熱中症のリスクを調査しました。
調査によりますと、糖尿病患者は糖尿病ではない人と比べ、熱中症となるリスクが1.4倍になるということです。
地域別では、北海道の40代と50代の糖尿病患者のリスクが1.94倍と高く、体が暑さに慣れる「暑熱順化」の遅れや、冷暖房環境が不十分である可能性があるということです。
また、東京では猛暑日でなくても、30代と60歳以上の糖尿病患者は熱中症リスクが高い状態が続く傾向がみられました。
名古屋工業大学の平田教授は「糖尿病患者はあまり暑くなくても熱中症のリスクが高まる可能性がある。熱中症が一番多いのは労働現場で、糖尿病患者に対してはよりケアが必要と知ってほしい」とコメントしています。
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