新潟県にある柏崎刈羽原発の再稼働について、東京電力は7号機に代わり6号機を優先させる方針を示しました。

　東京電力は当初7号機を優先して再稼働の準備を進めていましたが、テロに備える、いわゆる「特重施設」の設置が期限である今年10月までに間に合わないと判断しました。

　一方、6号機は4年間の猶予があります。

柏崎刈羽原発　稲垣武之所長
「現場の安全を預かる発電所長として、6号機の起動準備に集中すべきと判断した」

　6号機は、今月21日に核燃料の装填（そうてん）が完了していて、東電は、制御棒の点検が順調に進めば8月ごろに再稼働の技術的な準備が整うとしています。