2025-06-20 09:16:03 配信

正露丸の主成分にアニサキス抑制効果 大幸薬品と国立感染症研究所の共同研究で確認

 アジやサバなどの魚に寄生し、生きたまま人の体内に入ると激しい腹痛や嘔吐(おうと)を引き起こすことで知られる寄生虫「アニサキス」。

 大幸薬品は19日、国立感染症研究所と共同で行った研究で、正露丸の主成分「木(もく)クレオソート」にアニサキスの運動を一時的に抑制する作用があることを確認したと発表しました。

国立感染症研究所 寄生動物部
下川周子室長
「普通、胃に刺さったらアニサキスは動いているが、その動きが収まったり死んだり動きが弱くなったという結果が出た。(今後は)臨床研究に入っていければ」

 この発表を受け大幸薬品の株価は急伸し、一時前日と比べ、およそ31%高い326円まで買われる場面がありました。

(「グッド!モーニング」2025年6月20日放送分より)

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