2025-06-16 18:20:30 配信

“準絶滅危惧種”巣を発見 なぜ市役所の屋上に?

 なぜ、こんな場所に。巣を作ったのは“準絶滅危惧種”でした。

 巣が作られたのは北海道苫小牧市役所の屋上です。

苫小牧市役所 総務部 佐藤悠主査
「このような形で、はっきりと見える位置に(巣を)作られることがないので、温かく見守っていきたいと思う」

 屋上に巣を作ったのは「オオセグロカモメ」。環境の変化によっては“絶滅危惧種”に移行する“準絶滅危惧種”です。

 卵を温めるカモメの他にもう1羽。つがいでしょうか、巣作りに必要な草をくわえて歩み寄ります。

 一体なぜ、市役所の屋上に巣を作ったのでしょうか。

苫小牧市役所 総務部 佐藤悠主査
「海が近くて高い建物で、市役所の庁舎が選ばれたのではと思う」

 オオセグロカモメは崖の上など海の近くの高い場所に巣を作る特徴があります。

 市役所の屋上も海から近く高い場所なので例年この時期になると、巣を作りに来るといいます。

苫小牧市役所 総務部 佐藤悠主査
「カモメのつがいということで、ほほ笑ましさを感じていた。職員の癒やしになればと思っている」

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