2025-06-05 10:27:33 配信

ストーカー「禁止命令」過去最多を更新 GPSなどで居場所特定の相談も増加

 警察庁は去年1年間でストーカー規制法に基づく、付きまといなどの「禁止命令」が2415件と過去最多を更新したことを明らかにしました。

 警察庁によりますと、去年1年間でストーカーについての相談は1万9567件あり、依然として高い水準が続いています。

 そのなかでもストーカー行為を繰り返す加害者に対し、付きまといや待ち伏せなどを禁じる禁止命令が出されたのは2415件で、2000年のストーカー規制法の施行後、最多となりました。

 ストーカーの被害者は女性が85%を超えていて、そのうちの50%以上が20代から30代となっています。

 加害者と被害者の関係は「交際相手」が約40%近くを占めました。

 ここ数年では「紛失防止タグ」やGPS(全地球測位システム)機器などを荷物に忍ばせるなどして、所在を特定する行為に対する相談件数も増加しています。

 警察庁は去年から禁止命令などを受けた加害者への治療やカウンセリングの働き掛けや連絡を実施しています。

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