2025-06-05 12:05:00 配信

万博会場の海水からレジオネラ属菌 安全確認まで水上ショー中止

 大阪・関西万博の会場内の海水から基準値を大幅に上回るレジオネラ属菌が検出され、万博協会は、安全が確認されるまで水上ショーを中止すると発表しました。

 レジオネラ属菌は発熱や肺炎などの症状が出るレジオネラ症の原因となる細菌で、霧や水しぶきで集団感染するリスクがあるため、厚労省は感染症法に基づき予防措置を定めています。

 万博協会によりますと、会場南側にあるウォータープラザで4日、自主検査を行ったところ、基準値の約20倍のレジオネラ属菌が検出されたということです。

 これを受け、万博協会は大阪市保健所から噴水停止の助言があり、ウォータープラザで昼と夜に実施されている水上ショーを、安全が確認されるまで中止すると発表しました。

 協会は水上ショーで水しぶきが客にかかることはありえるものの、今のところ健康被害の報告は入っていないとしています。

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