2025-06-04 18:32:34 配信
防災庁設置に向け検討会が報告書公表 他省庁への「勧告権」付与など提言

防災庁の設置は石破政権の看板政策の1つで、今年1月に政府の検討会が発足し、南海トラフ巨大地震などの大災害に対して、防災庁が果たすべき役割などを議論してきました。
4日に公表された報告書では、防災庁の目的について「国民の命と暮らしを守り抜くことを究極の目的とする」と示されました。
そのうえで、事前防災のほか、発災時から復旧・復興までの司令塔としての機能を担うことなどが挙げられました。
また、そうした機能を強化するために、防災庁を内閣直下の組織とし、他省庁の取り組みに対して改善などを要求できる「勧告権」を付与すべきとする提言も盛り込まれました。
政府はこの報告書を踏まえ、来年度中の防災庁設置に向けて準備を進める方針です。
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