2025-06-03 14:45:49 配信

都営バスで20代男性乗客を車内に置き去り 4月以降で3回目

 都営のバスが終点に到着した後、運転手が車内の点検を怠り、乗客を1時間以上、置き去りにしていたことが分かりました。都営バスでの同様の置き去りは4月以降で3回目です。

 東京都交通局によりますと、1日午前10時半ごろ、練馬区内の都営バスの車庫に入ったバスの中に20代の男性が約1時間15分置き去りにされたということです。

 バスは新宿駅西口を出発して午前10時半ごろ、終点の「練馬車庫前」に到着しました。

 酒に酔った20代男性の乗客が座席に座って寝ていましたが、40代の男性運転手は車内の点検を怠り、乗客に気付かないまま停留所近くの車庫にバスを移動させて、バスを降りました。

 午前11時45分ごろ、目覚めた乗客が車庫にいた別の職員に声を掛けて外に出たということです。

 乗客の体調に問題はありませんでした。

 都では、バスが終点に到着してから運転手が車内点検を行うことを定めていますが、40代の男性運転手は点検を怠っていたということです。

 同様の置き去り事案は4月以降で3回目になり、都は「関係者におわびを申し上げるとともに、再発防止に向けた取り組みをさらに強化したい」としています。

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