2025-05-08 17:39:33 配信

「非正規春闘」賃上げ率は平均4% 一方でゼロ回答の企業も「働き方にあった賃金を」

 アルバイトやパートなどとして働く非正規雇用の人たちが加入する労働組合が今年の春闘の回答状況を公表しました。賃上げ率が平均4%前半とした一方で、十分な回答を得られていない企業もあり、今後も活動を継続するとしています。

 非正規雇用の人たちが加入する複数の労働組合で作る非正規春闘実行委員会が8日、今年の春闘の回答状況などを公表しました。

 これまでに144社に賃上げを求めたところ、78社から回答があり、平均で賃上げ率は4%前半になりました。

 一方で、賃上げを行わないとした企業のなかで、非正規従業員の賃金改定は秋にするとの答えが一定数あったということです。

 非正規春闘実行委員会は最低賃金改定の動きに企業が合わせようとしているとみていて、最低賃金に近い水準ではなく、働き方に見合った賃金を求めていくとしています。

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