2025-05-05 18:38:54 配信
GWの宿泊客騒然!老舗温泉旅館で火災 温泉地特有の事情とは?

■「怖かった」老舗旅館火災
地元の消防団員
「城崎の町自体は3000人しか住んでいない小さな町。こういう時期になると、その倍以上の客が宿泊している」
火事は5日午前3時前、1300年以上前に開かれたとされる日本有数の温泉地・兵庫県豊岡市の城崎温泉で起きました。街の中心部にある老舗旅館「千年の湯権左衛門」が火元です。
木造2階建ての権左衛門は全焼したとみられ、土産物店など5軒に延焼しました。
火災が起きた地域では一時、100軒以上が停電する事態に。
近くの旅館の宿泊客
「(午前)3時くらいに部屋のドアをたたいて起こされて、『火事です』と声を掛けてもらったので急いで着の身着のまま一回(旅館を)出てという感じ」
「(避難中)パッと一気に電気が消えたので、その時は皆さん怖かったと思う」
なぜ、火は燃え広がったのでしょうか。
元東京消防庁レスキュー隊 田中章氏
「古い旅館だと木造建築物が多い。一度、火が付くと木造建築物は、あっという間に燃えてしまう。温泉街は旅館が密集している。非常に狭い路地も多くて(周囲の)建物に延焼してしまったか」
この火事で旅館の男性従業員が病院に搬送されましたが、意識はあるということです。43人の宿泊客は全員、無事でした。
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