2026-06-20 12:20:19 配信

カニカマ、かまぼこの原料高騰 海外で需要増“日本が買い負け”最大2割近く値上げも

 カニカマやかまぼこなどの原料になるスケトウダラが値上がりしています。海外の需要が強い一方で、日本は円安や中東危機の影響で買い負けてしまっているということです。

■カニカマ かまぼこ原料高騰

50代
「困ります。値段が上がらない優秀選手の1人だったので、特にカニカマ、100円ぐらいで買えたりしていた」
「主婦は料理するのに練り物とかよく使うので、値上がりは困ります」

 今、ちくわやかまぼこなど安い食材の代表ともいえる。練り物の値段が上がっています。

 さつま揚げやごぼう天など、バラエティー豊かな練り物が並ぶ、創業68年の練り物店、愛川屋蒲鉾店、宮下聖子さんはこのように話します。

「すり身が去年くらいからずっと高くなっていて、メインのスケトウダラとかも入ってこなかったり、目に見えて(値段が)上がっているという話はしている。倍まではいっていないと思うけど…」

 練り物の原料となるスケトウダラのすり身の価格が、2年前と比べて、およそ3割も上昇しているのです。

 というのも、スケトウダラ漁をする船では、揚がった魚を切り身にするかすり身にするかの選択をしなければなりません。実は今、欧米ではスケトウダラの切り身の需要が増えていて、すり身にするよりも切り身を作った方がもうかるのだといいます。

 すり身を好む日本は、円安の影響もあり買い負けている状態なのです。それに加え…。

日本かまぼこ協会 松本洋一専務理事
「中東情勢の影響もあって、今後のすり身の供給が大変不透明だという供給不安と、もう1つは、昨今の中東情勢で包装資材が高騰していること」

 スケトウダラのすり身の価格上昇と中東情勢によるダブルパンチで、練り物の価格が上がっています。

 ニッスイは、9月1日の納品分からすべての練り製品を5%から17%ほど、値上げすると発表しました。同業他社も同じように値上げを発表しています。

松本専務理事
「価格は上げざるを得ないが、それによって日本の消費者が買い控えてしまうのではないか。ちくわとかカニカマとか、日常的に多くの方に使っていただいているので、そういう流れが止まらないように続いてくれればいいかなと思う」

(2026年6月20日放送分より)

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