2026-03-13 20:16:41 配信

いまコシヒカリが安い!なぜ? コメ価格4週連続で値下がり

 コメの価格が4週連続で値下がりです。こうしたなか、安くなっているのがコシヒカリ。その理由は…。

■コメ価格 4週連続で値下がり

 「おコメの王様」とも呼ばれる人気の銘柄米“コシヒカリ”。今、その価格が安くなっているという情報が…。

 13日、番組の取材班が向かったのは、全国で約85店舗を展開する業務用スーパー「A-プライス」です。入り口付近にはコメ売り場が。

 うずたかく積まれているのは福島県産のコシヒカリ。10キロの価格は税抜5980円、税込6458円です。

A-プライス ぴおシティ桜木町店 西山明夫店長
「5980円(10キロ・税別)はすごくインパクトがある価格かなと」

 13日午後に発表されたコメの平均価格は、5キロあたり税込4013円。前の週から60円下がり、4週連続の値下がりです。

 店頭に並んだ福島県産コシヒカリの5キロの価格を見ると、税込4212円。平均よりも200円ほど高くなっているものの…コシヒカリ10キロは、3月限定で6458円。5キロあたりに換算すると3229円となり、平均より800円近くも安くなります。

■いまコシヒカリ安い!なぜ?

 なぜコシヒカリは10キロだとここまで安くできるのでしょうか。

A-プライス ぴおシティ桜木町店 西山明夫店長
「10キロのほうがコメの卸売業者はコストが下げられて、かつ在庫がたくさんはかしやすい。『この値段で出すのでたくさん仕入れていただけませんか』と」

 日々コメを大量に消費する飲食店からは、コシヒカリの値下がりに喜びの声が。

 15キロ分のコメを購入した中華料理店の料理長は、今月から値下がりしたコシヒカリ10キロの価格を確認すると…。

中華酒場 風来坊本店 松本達之総料理長
「これも良いよね。3月限定、そのうちやってみようかね」
店長
「ぜひ。味は間違いない」
松本達之総料理長
「この値段だったら良いよね」

 13日、スーパーで買ったのはチャーハンに合うコメですが、今後、店で出す白米などは、値下がりしたコシヒカリを使うことも検討しているといいます。

松本達之総料理長
「さっきも安い(コシヒカリ)のがあったもんね。コメだけでなく、何でも上がっている。困ったもの」

 物価高騰が商売や家計を直撃するなか、コシヒカリが値下げされている現状に、買い物客は…。

70代
「うちは食べる。人数が多いから」
「(Q.何人家族?)7人。食べるから大変なの」
「(Q.コメの消費量は?)40キロ、1カ月。安いところを探して買っている」

 80代の女性は、千葉県産のコシヒカリを5キロ購入。価格は税込4298円です。

80代(2人暮らし)
「コメは日本の主食だから、本当はもうちょっと安いほうが良い」

■コシヒカリを増量した理由は?

 これまで価格が高騰していたコシヒカリ。実は今、各地で値下がりの傾向にあります。

 取材班はコシヒカリ生産量が全国トップの新潟県へ。

 コシヒカリをメインに取り扱う地元のスーパーでは、担当者も驚く事態が…。

マルセン 太田雅悠専務
「今回、いきなり250グラム増量ということで案内が来て、我々としても非常に驚いた。チャンスかなということで多めに仕入れることにした」

 新潟県産コシヒカリ5キロの袋には“250グラム増量”と書かれています。5キロに250グラムを増量した、5.25キロの価格は税抜4580円、税込で4946円です。

50代(3人暮らし)
「すごい。増量中、すごくお得。ありがたい。何でも増量になっているとすごくうれしい」

80代(一人暮らし)
「やっぱりコメが過剰なのだろう」

 増量する前の在庫については、2割引きで販売しています。

マルセン 太田雅悠専務
「ここ数年ずっと価格が上昇傾向だったコメで、いきなり容量が250グラム増量というのは今まで記憶にない。増量分も考えたらかなりお得と考えている」

 コシヒカリを増量した理由について、卸売元の「全農パールライス」に聞くと…。

全農パールライス
「新潟県産コシヒカリは新潟県の基幹銘柄であることから、お客様に少しでも多くお買い求めいただけるよう、増量して販売しております」

■“更なる値下がり”

 コメの在庫を抱える卸売業者を取材すると、今月さらにコシヒカリが値下がりする兆しが見えてきました。

野上米穀 野上茂会長
「市場で消費者が食べる分がだぶつき気味で、高値はなかなか売れにくい。去年はコメが不足したから、卸売業者は通常よりも在庫を持った。それが圧迫している」

 今シーズンは新米の価格が急激に高騰したことで小売店での売れ行きが芳しくなく、この時期の在庫としては通常の2割ほど多いといいます。

野上茂会長
「我々独自に損切りをしながら消化していく方向に行く。徐々に3月半ばから3月後半にかけてちょっとずつ価格を下げながら全量を消化していきたい」

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