2025-11-10 19:26:51 配信

どうなる秋グルメ サクラエビは?鍋野菜は?

 秋のグルメ予報です。いつ何がお得になるのか、名物社長がズバリ教えてくれました。

■“駿河湾の宝石”水揚げは?

 キラキラ輝く海のそばで見つけたのは“宝石”とも称される希少な食材です。

WATATSUMI 店主 栗原常彦さん
「希少なものなので、食材としては高級食材に含まれる」

 訪れたのは神奈川県の江の島エリアにある飲食店。こちらで人気を集めているのが地元・相模湾で取れたマグロに脂ののった北海道産の天然ブリ。店主が選んだ、きょう一番おいしい食材が集結した海鮮丼です。

 なかには、今月取れ始めた珍しい食材が…。

 プリッと小さく可愛らしいサクラエビ。春と秋にだけ取れる、まさに今が旬の食材なのですが、実は国内では限られた場所でしか漁をしていないこと、ご存じでしょうか。

 その場所こそが静岡県の駿河湾です。

 “駿河湾の宝石”とも言われるサクラエビを狙うこの秋、初めての漁にANNのカメラが密着しました。

 大きく揺れる船での作業が続き…。

大井川港漁業協同組合 杉本寿則さん
「(Q.サクラエビは?)たも網(小さい網)を掛けて、数は入った。でもちょっと小さい」

 魚群探知機に目をこらし、期待できる「群れ」を探します。3時間経ち、辺りも暗くなったころに魚群を発見。海に巨大な網を下ろしてついに、その時が…。

 船にも緊張が走ります。網に掛かったのは果たして…。

記者
「サクラエビは?キラキラしている」
漁師
「いるにはいる。この薄ピンク(がサクラエビ)」

 この時点では少し見えにくいですが、実はこんなに揚がっていました。

 ただ、初日の手応えは…。

大井川港漁業協同組合 杉本寿則さん
「あまりいい感じではなかった。水温が下がってくると、もう少しエビも出てくると思う。魚体も大きくなってくるとまとまった量が出てくるかな」

 初日は静岡県の大井川と由比で合わせて約2.3トンの水揚げ量となりました。

 そんなサクラエビを現地ならではの方法で味わえる店も…。

地元の人
「生サクラエビはなかなか食べられないので大好き」

 今年取れた「生サクラエビ」をご飯にのせて、この「生」ならではのおいしさ。実は意外な部位からも感じられるそう。

地元の人
「サクラエビ本来のほんのりとした甘さとちょっとひげがチクチクして、その新鮮さがとても食感的にいい。ひげのチクチクを感じる食べ物も少ないと思う。そこが好き」

 さらに、人気は「生」にとどまらず…。

 飛ぶように売れていたのがサクラエビのかき揚げです。

 人気メニューのサクラエビのかき揚げ丼。サクサクのかき揚げにはサクラエビの姿がくっきりと見えます。

静岡県内から来た人
「めちゃうまいです」
「サクサク、甘い、おいしい。時期のもの、旬のものなので」
「一番サクラエビの風味が出るのはかき揚げだと思う」

 今年のサクラエビの秋漁は来月24日まで続く予定です。

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