サイバー攻撃によるシステム障害が続くアサヒグループホールディングスは情報が漏洩（ろうえい）している可能性があると明らかにしました。

　アサヒは先月29日から続くシステム障害について、データを不正に暗号化して身代金を要求する「ランサムウェア」の攻撃によるものだと発表しました。

　また、「情報漏洩の可能性を示す痕跡が確認された」ということです。

　内容や範囲については調査中だとしています。

　一方で、停止しているコールセンター業務については来週をめどに電話での受付を順次、再開できるように準備を進めているということです。

　出荷システムなどの復旧のめどが立たないなか、勝木社長は「一刻も早い復旧に向けて全力を尽くすとともに、お客様への商品供給を最優先として代替手段による対応を進めています」とコメントしています。