ASEAN（東南アジア諸国連合）＋3農業担当閣僚会合でフィリピンを訪問中の小泉農林水産大臣はEU（ヨーロッパ連合）が提案しているウナギの規制に反対する日本の立場について、ASEAN各国から新たに支持が得られたと明らかにしました。

小泉農林水産大臣
「今までは明確な表明がなかった国々からも日本の立場を支持する、同じ立場だと、こういった表明も新たにいただいた」

　EUはニホンウナギを含むすべてのウナギについて、絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約への掲載を提案しています。

　一方、日本は「資源量は十分、確保されていて、国際取引による絶滅の恐れはない」として規制に反対しています。

　小泉農水大臣は新たな支持が得られたと強調しました。

　また、フィリピンの農業大臣との会談では、シャインマスカットなど日本産ブドウの輸出解禁に前向きな反応があったとしています。

　ブルネイからは和牛の輸入を拡大したいという提案を受けたということです。