企業の管理職と役員における女性の割合が、それぞれ過去最高を更新しました。ただ、伸び率はわずか0.2ポイントにとどまりました。

　民間調査会社「帝国データバンク」が全国のおよそ1万社を調査したところ、女性の管理職の割合は平均11.1％で、過去最高となりました。ただ、上昇幅は0.2ポイントにとどまりました。

　女性管理職の割合が低い会社からは「結婚、出産など、女性が継続して勤務するにはまだまだハードルが高い印象」との声が聞かれたということです。

　業界別では小売り、不動産、サービス業の割合が高く、製造業や建設業が低水準でした。

　女性役員の割合の平均も前の年から0.3ポイント上昇し、過去最高の13.8％でしたが、役員が全員男性という企業は52.1％と半数を超える状態が続いています。