2025-08-19 21:17:56 配信

ビル・ゲイツ氏 グローバルヘルスで「日本に期待」

 アメリカのIT大手「マイクロソフト」の創業者、ビル・ゲイツ氏は国境を越えた健康課題=グローバルヘルスでの日本の貢献に期待感を示しました。

マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏
「生物学は非常に複雑ですが、AI(人工知能)はデータがあればそれを取り込み、非常に基本的な理解を深めることができるツールです。そして、日本がこの技術を受け入れている国の一つであることは素晴らしいことです」

 ゲイツ氏は第9回TICAD(アフリカ開発会議)を前に約3年ぶりに来日しました。

 ゲイツ氏は2000年に財団を立ち上げ、結核やマラリア、HIV(エイズウイルス)などの感染症や乳幼児の死亡を減らすための活動に取り組んでいます。

マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏
「結核からマラリア、HIVに至るまで、あらゆる病気に対してできることがまだまだたくさんあることが分かってきました。現在、私たちはこれらの活動のための資金という課題に直面しています」

 WHO(世界保健機関)がアメリカのトランプ政権の影響で来年から2年間、予算を2割削減するなど、グローバルヘルスの課題への対応に危機感が広がるなか、ゲイツ氏は日本の開発力や技術移転などでの貢献に期待感を示しました。

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