2025-07-15 19:20:43 配信

追浜工場の生産終了を発表 日産社長「痛みを伴う改革だがやりきらないといけない」

 国内の主力生産拠点である追浜工場での生産終了を発表した日産自動車のエスピノーサ社長は「やりきらなければならない改革だ」と理解を求めました。

日産 イバン・エスピノーサ社長
「非常に大きな痛みを伴う改革です。しかしながら、日産が現在の厳しい状況を乗り越え、再び成長軌道に戻るためには、この改革はやりきらなければならないと確信しております」

 経営再建中の日産は神奈川県にある追浜工場での車両生産を2027年度末に終え、福岡県の工場に移管します。

 子会社の日産車体湘南工場も2026年度までに日産車の生産を終えます。

 エスピノーサ社長は、この再編によって生産コストが15%改善し、国内工場の稼働率は60%から100%になるとしたうえで、「生産能力を適正化し、外部の環境の変化に対応できる柔軟な生産体制が必要だ」と説明しました。

 また、追浜工場で車両生産に関わる約2400人の従業員については他の工場への配置換えを含めて協議するとし、「これ以降、国内での再編はない」と強調しました。

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