財務省は証券会社や銀行が参加する国債市場特別参加者会合を開き、今年度の国債発行計画の修正案を示しました。

　財務省が示した国債発行計画の修正案では、需給が悪化している20年債などの超長期債は発行額を減らす一方、売れ行きが好調な個人向けの国債や2年債・短期債を増やし、総額は据え置きます。

　財務省はこの案を23日にも正式に決定する方針です。

　国債を巡っては、アメリカの関税政策による市場の混乱や与野党が参院選を前に大規模な財源を必要とする現金給付や減税を打ち出していることなどを受け、超長期債を中心に買い控えが広がり、金利が上昇傾向です。

　将来的に国の財政をさらに圧迫する恐れもあります。