2025-12-26 14:09:20 配信

茂木大臣 タイ・カンボジア衝突「深く憂慮」

 茂木外務大臣はタイとカンボジアの国境地帯で軍事衝突が続いていることを巡り、対話を通じた解決を求めました。

茂木外務大臣
「12月以降カンボジアとタイの間で再び軍事衝突が拡大をして、民間人を含みます死傷者・避難者および民間施設への被害が両国で拡大している状況を深く憂慮しています」

 茂木大臣は、18日にタイのシーハサック外相と電話会談したほか、鯰外務審議官が25日までカンボジアを訪問し、対話を通じた停戦を働きかけていることを強調しました。

 日本政府は25日、カンボジアの一部の危険レベルを引き上げました。

 またタイ国境から50キロ以内の地域は「危険レベル3」の渡航中止勧告をすでに発出してましたが、新たに国境から50キロから80キロの地域について「危険レベル2」に引き上げ、不要不急の渡航をやめるよう呼びかけました。

 外務省によりますと、危険レベルが高い国境エリアには両国でおよそ400人の日本人が住んでいるほか、特殊詐欺グループの拠点と見られる地域で、大使館に届け出ていない日本人がいる恐れもあるということです。

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