2025-11-23 18:20:00 配信
高市総理 G20サミット出席 中国側と接触は 緊張長期化か
高市総理は南アフリカを訪問し、G20首脳会議に出席しています。この機会に中国側との接触はあるのでしょうか。現地から報告です。きょうもG20の会合は続いていて、高市総理と中国の李強首相が同じ会場にいることは間違いありません。
ただ、高市総理はきょう、インドやドイツといった大きな国との重要な二国間会談を控えていて、準備も含めるとチャンスは少ないとみています。
当初は総理側近も「立ち話を含め接触の機会を模索している」とも言っていましたが、「焦って会う必要はない」と語る政府関係者も多くいます。
近付いていって「避けられるような行動をとられれば関係はさらに悪化する」という意見もあります。
このG20期間中にどこまで積極的に接触を求めていくか、政府内でも複数の意見があります。
(Q.高市政権は今後、どう対応していくのか?)
日本政府は「対話はオープンにしている」と話しますが、中国側が求めているのは台湾有事を巡る答弁の「撤回」です。
木原官房長官は「今後は慎重に対応する」と述べるなど、軌道修正を図ってはいます。
ただ、関係改善までは複数の関係者が「長期戦を覚悟している」と話しています。ある外務省幹部は「年単位になるのではないか」と言っていました。
政府関係者も経済の打撃を非常に気にしています。観光分野への影響も懸念していますし、もしもこの先「レアアースの輸出規制」のようなことになると、産業界は大ダメージとなります。
エスカレーションしないように冷静な対応をしていく方針です。
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