自民党総裁選挙を巡り、小泉農林水産大臣が出馬する意向を固めました。

　（政治部・村川仁基記者報告）
　小泉大臣は週末に地元で支援者に出馬の意向を伝えたうえで来週後半、出馬会見を行う見通しです。

小泉農水大臣
「やはり政治家としては寄って立つところは生まれ育った地元です。皆さんの声を伺いながら最終的に対応して判断をしていきたい」

　去年の総裁選では、1回目の投票で最多75票の国会議員票を獲得しましたが、ある陣営幹部は「すでに去年より集まっている」と自信をのぞかせています。

　ただ、党員票も勝敗のカギを握ります。

　小泉氏の周辺からは「党員票では高市さんが強いし、コメ政策の影響で農村票が離れる可能性がある」と心配の声もあります。

　その高市氏は11日、岸田前総理のもとを訪れました。課題となる議員票の積み増しに向けて準備を進めています。

　一方、小林氏は12日朝、森山幹事長のもとを訪れ、出馬の意向を伝えました。

　林官房長官は、小泉氏と同じく来週後半に出馬会見を行う見通しです。

　告示まで10日となり、各陣営の動きが活発化しています。