2025-08-20 12:16:49 配信

公明のラブコールに国民民主・玉木代表も「考え方が近い」 与党の多数派工作に維新は

 石破茂総理大臣は党内外で難しい選択を迫られています。衆参両院で少数与党に転落し、政権運営が不安定になるなか、自公政権との連立を巡り、各党の駆け引きが加速しています。

■公明が国民民主にラブコール

国民民主党 玉木雄一郎代表
「我々と公明党さんの考え方で近いものがあることも事実です。ですから、協力できるところは協力していきたいという方針は私も思っております」

 「公明党は政策的な考え方で近いものがある」と語った、国民民主党の玉木代表。少数与党に転落した公明党の斉藤代表から、雑誌の記事を通じて「政策的な立ち位置が非常に近い」と秋波を送られています。

 自公への協力については、政策実現のため、「協力できるところは協力したい」と述べるにとどめた玉木代表。その一方で、牽制(けんせい)したのが日本維新の会の動きです。

玉木代表
「私の感覚からすると(維新は)連立まっしぐらって感じがしますよね。基本的には連立入りを前提とした色々な動きなのかなというふうに感じます」

 日本維新の会の藤田文武共同代表は19日、連立入りについて、慎重な姿勢を見せました。

藤田共同代表
「相当ハードルの高いものだと、まず前提として思います。自民党に安易に取り込まれた政党は数年以内にほぼすべてなくなっている」

 そのうえで、玉木代表の発言の意図を、こう推測しました。

「政治家が他党の動きに対して、こうだああだと決めつけてしゃべるのは、それなりの意図があってやっていて、玉木さんはうちに連立を組んで埋没して消えてなくなってほしいと思ってはるんですかね」

 連立入りは「相当ハードルが高い」と語った藤田共同代表ですが、党内の一部からは、災害時などに備え、大阪を副首都とする「副首都構想」の実現を条件に連立入りを望む声が上がっていて、他の野党からも維新の連立入りを警戒する声が出ています。

(「グッド!モーニング」2025年8月20日放送分より)

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