2025-08-01 12:18:43 配信

臨時国会がスタート 衆院も参院も“少数与党”進退問われる厳しい船出

 与党が過半数割れした今回の参議院選挙を受けて、臨時国会が1日から始まりました。

 (政治部・佐々木一真記者報告)
 1日朝、国会では午前8時の開門前から、6人の新人議員らが並びました。

国民民主党 小林さやか参院議員
「7時半に待ち合わせをしていたが、少し早くついてしまったら一番乗りに期せずしてなってしまったという状況です」

参政党 塩入清香参院議員
「緊張と喜びとで胸がいっぱいです。参政党には素晴らしい先輩方がたくさんいますので、しっかりと先輩方から学んで、良いパフォーマンスができるように頑張りたいと意気込んでおります」

チームみらい 党首 安野貴博参院議員
「新陳代謝があまりよろしくなかった状況が続いていたと思っています。それをやっぱり我々、風穴を開けていきたい」

社民党 ラサール石井参院議員
「(Q.ランドセルへの思い)これはきょう1年生なので、皆さんが記事にしやすいように持ってきました。口で何か面白いこと言うと失言しそうだから、とりあえずこういうモノで」

 参議院では、参政党が初めて委員長ポストを獲得するなど、選挙結果を受け、構成が変わりました。

 普段は行われない予算委員会が今回は衆参ともに予定されていて、来週、与野党の本格論戦が行われます。

 攻勢を強める野党側は、さっそくガソリンの暫定税率を11月1日から廃止する法案を提出しました。

 今後は、財源論も含めて与党も交えた協議で決着するかが焦点です。

 国会は5日までで、その後は、物価高対策などを踏まえた補正予算案や来年度予算案の編成作業も始まります。

 石破政権は衆参共に野党の協力なしには法案が通りません。

 自民党内では「総理は行けるところまで行くつもりだろうが、無理だ」との声が上がります。

 内紛渦巻く少数与党と、多数にもかかわらず政権奪取への意欲が見えない野党という、前代未聞の国会が始まります。

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