政府は24日からオランダで開催されるNATO（北大西洋条約機構）の首脳会合について、石破総理大臣が出席を取りやめることを発表しました。

　NATO首脳会合はオランダ・ハーグで24日と25日に開催され、アメリカのトランプ大統領やフランスのマクロン大統領ら加盟国の首脳が出席する予定です。

　政府は23日午後、「諸般の事情により石破総理の訪問を取りやめる」と正式に発表しました。

　外務省関係者によりますと、中東情勢が緊迫化していることに加え、アジア太平洋のパートナー国として日本とともに招待されていた韓国やオーストラリアの首脳が出席を見送る方針であることを受け、急きょ見送りを決めたということです。

　岩屋外務大臣はNATO首脳会合に予定通り出席し、G7（主要7カ国）の外相会合などが予定されています。