社会保障改革を巡り、自民党・公明党・日本維新の会の実務者が協議し、社会保険料の負担軽減に向けて医療機関で余剰となっている病床を削減することで大筋合意しました。

自民党　田村元厚労大臣
「必要のない病床を残しておいても仕方がないし、それは医療機関もそれを潰して他の医療資源として使われた方がいいと思いますから」

日本維新の会　岩谷幹事長
「過剰余剰な病床の削減によって、医療費を削減していく。我々としてはこれで前進したと」

　維新は医療費の削減で保険料を引き下げると主張していて、全国の医療機関で病床数をおよそ11万減らした場合、1兆円程度を削減できると試算しています。

　これに対し与党側は「地域医療の現状が違うので、精査していきたい」として3党の実務者が引き続き、詰めの調整を行います。

　政府が6月に取りまとめる「骨太の方針」に盛り込むことを目指し、来週にも正式に合意する方針です。