後半国会の焦点の1つとなっている選択的夫婦別姓制度を巡り、日本維新の会は戸籍に旧姓を通称として記載することで旧姓を使いやすくする法案を国会に提出しました。

日本維新の会　青柳政調会長
「同一戸籍・同一氏という原則は、そのまま維持します。戸籍制度そのものは変わりません。しかしながら現実の困りごとは完全に解消すると、こういう案になっております」

　維新は夫婦と子どもの姓は同一という原則を維持しながら、旧姓を使用しやすくするための法改正だと説明しています。

　マイナンバーやパスポートでも旧姓を使えるようになり、不利益は「すべて解消できる」としました。

　選択的夫婦別姓を巡っては立憲民主党が導入する法案を提出していますが、自民党は意見集約に至っていません。

　ただ、藤田前幹事長は自民党から「私たちの案と非常に近く賛同する」という意見が寄せられたほか、国民民主党からも前向きな反応があったと述べました。

　今後、各党に正式に説明し、賛同を得たい考えです。