2025-05-12 12:15:50 配信

ひめゆりの塔めぐる発言に 石破総理「認識を異にする」

 沖縄戦で犠牲になった女子学生らを慰霊する「ひめゆりの塔」を巡り、自民党の西田参院議員が「歴史の書き換えだ」などと発言したことについて、石破総理大臣は「認識を異にする」と強調しました。

石破総理大臣
「歴史が書き換えられたとかそういうご発言。報道で知ります限りにおきまして、私はそれは認識を異にするということは申し上げておかねばなりません」

 12日、衆議院予算委員会で西田氏がひめゆりの塔の展示説明について「アメリカが入ってきて、沖縄が解放されたという文脈で書いている」「歴史を書き換えている」などと発言し、その後、撤回したことについて問われました。

 石破総理は、ひめゆり学徒隊や沖縄戦について「あってはならないことだ」と述べたうえで、「いかにして民間人を戦場に置かないかということに思いを強く持っている」と強調しました。

 立憲民主党の長妻代表代行は「戦争の総括を国としてしていない」と述べ、有識者による検証を行うべきとの考えを示しました。

トップへ戻る