水害時は貯水、平時は農地に 阿武隈川遊水地で野菜の栽培試験

2026/8/27 18:24
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川の氾濫を防ぐために整備が進められている阿武隈川の遊水地。

農地としての活用が検討されるなか、27日初めて野菜の試験的な作付けが始まりました。

【株式会社サトーアグリ佐藤友美社長】
「災害の時には役立ってもらいたいけど、それ以外の時は少しでも有効に使ってほしいですね」

鏡石町・矢吹町・玉川村の阿武隈川流域では、2019年の東日本台風で大きな被害が出たことを受け、国が遊水地の整備を進めています。

【鍜治谷琴音アナウンサー】
「阿武隈川の遊水地の予定地です。この場所できょうネギやブロッコリーの苗が植えられました。」

計画されている遊水地の面積は約350ヘクタール。

試験的な作付けは、その一部となる300平方メートルで行われました。

【国土交通省東北地方整備局 五代儀貴文 事業対策官】
「もともとこの場所は優良農地であったところで、農地を進めたいといった要望があったのも事実です。」

27日植えられたネギやブロッコリーなどは、12月ごろの収穫を見込んでいますが…

【鍜治谷琴音アナウンサー】
「雨が降るとこのように土が粘土質になり、水はけが悪いことが分かります。」

【株式会社サトーアグリ佐藤友美社長】
「普通の畑だったら表面しか使わないので、こんなに水はけが悪いってことはないが、ここはその中で作物がどう育つかっていうのを試験的にやりたいということで当社も協力しているので」

この場所は川の水があふれた時に一時的に水を貯められるよう、最大で3メートルほど掘り下げられていて、水はけの悪さが心配されています。

福島河川国道事務所は、こうした環境でも栽培が可能かどうか、検証を進めます。

【国土交通省東北地方整備局 五代儀貴文 事業対策官】
「地元のみなさんに愛されるような遊水地を目指していきたいと考えており、その中で地元の意向を聞きながら色々実験という形で進めていきたい」

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