2025-05-04 09:17:38 配信

ゼレンスキー氏「芝居がかったパフォーマンス」ロシア発表の一時停戦を拒否

 ロシアが一方的に発表した今月8日からの一時的な停戦について、ウクライナのゼレンスキー大統領は「芝居がかったパフォーマンスだ」として、拒否する考えを示しました。

 ロシアのプーチン大統領は先月、対ドイツ戦勝記念日に合わせて、5月8日からの3日間、軍事作戦を停止すると発表しました。

 ウクライナメディアによりますと、ゼレンスキー大統領はこの停戦表明について、ロシアの国際的孤立を緩和させるための「芝居がかったパフォーマンスだ」と述べ、応じない考えを示しました。

 停戦期間について「3日間では何も合意することはできない」と指摘し、アメリカが求める30日間の停戦を実現すべきだとあらためて訴えました。

 これに対し、ロシアのペスコフ報道官は3日、一時停戦は「ウクライナが平和に向けた用意があるのかを測るものになる」と述べ、停戦に応じるよう求めました。

 ロシア側は先月にもキリスト教の復活祭に合わせた停戦を一方的に宣言しましたが、ロシアとウクライナの双方が攻撃を受けたと主張していて、今回の停戦についても実現するかどうか不透明です。

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