アメリカ・トランプ政権の一翼を担ってきたイーロン・マスク氏が、30日の閣議で「一緒に働けて光栄だった」などと述べ、政権の仕事から身を引くことを示唆しました。

トランプ大統領
「好きなだけいてくれて良いのだが自分の車（テスラ）という“家”に帰らなくちゃね」

イーロン・マスク氏
「素晴らしい政権と一緒に働けたことは光栄でした」

トランプ大統領
「ありがとう」

　5月から政府効率化省の運営に費やす時間を大幅に削減すると表明していたマスク氏は、出席者らに感謝の意を述べてあいさつしました。

　トランプ氏も「本当に多くの犠牲を払ってくれた、ありがとう」とマスク氏をねぎらいました。

　マスク氏の率いるアメリカの電気自動車大手・テスラは、不買運動などが影響し、1月から3月の決算で大幅な減収減益になっていました。