創業200年以上の歴史を誇る喜多方市・笹正宗酒造 大規模火事から約1か月 2028年1月を目指し再建へ

2026/7/7 18:48
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創業200年以上の歴史を誇る喜多方市の「笹正宗(ささまさむね)酒造」についてです。
蔵などを失った6月の火事から1カ月あまり。
社長が苦しい胸の内や酒造りの再開へ向けた決意を語りました。

建物の中で散乱する焼け焦げたがれきに、溶けてしまった瓶のケースやふた。
6月1日に起きた火事の爪あとが残る喜多方市の笹正宗酒造です。
火事から1カ月あまり。

社長の岩田悠二郎(いわた・ゆうじろう)さんが当時の状況を語りました。

【笹正宗酒造・岩田悠二郎さん】
「私と兄は出張に行っていて車で東京に行っていた戻りで、宇都宮過ぎたあたりで一報を受けた」

岩田さんが到着したのは、火事の発生から2時間ほどが経ったころでした。

【笹正宗酒造・岩田悠二郎さん】
「こんなに火が出るんだっていう。消防さん、消防団さん、警察さん、地域の人にも迷惑かけたなっていう思いしかなかったですよ、最初は」

消火活動が続く中、さらなる延焼を防ぐために岩田さんは苦しい選択を迫られました。

【笹正宗酒造・岩田悠二郎さん】
「自分で解体の社長(業者)を手配して、自分で建物を解体する指示を出してくれないかという依頼をされた時は一番愕然とした」
「被害額でいうと15億円くらいですかね。トータルで」

国の文化財に登録される歴史ある蔵などを自らの指示で壊すことに。
約3000平方メートルが焼けましたが、日本酒を保管していたタンクだけは被害を免れました。

【笹正宗酒造・岩田悠二郎さん】
「それが全部使えるかまだ分かんないんですよ。もしかしたら3千500、600リットル全部ダメになるかも知れないし」

火事でタンクが壊れてしまったため、残った酒は他の蔵の協力を得て代わりに保管してもらうことに。

【笹正宗酒造・岩田悠二郎さん】
「もちろんありがたいです。もう感謝の言葉でしか表現できないと思いますね。その先輩たちとか仲間の思いを形にするためにも、絶対再建しなくてはならないって思いますね」

がれきを片付ける作業が進む中、岩田さんは2028年の1月までに新しい蔵を完成させ、酒造りを再開したいと考えています。

【笹正宗酒造・岩田悠二郎さん】
「本当にまだまだお酒を作れるとか、そういうことを軽口叩ける状況ではないと思いますが、真摯に真摯に一歩ずつ取り組んでいきます」
「(味は)元よりも超えていけるように頑張っていきたい」

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