クマ人身被害が35%減 秋田の目撃件数は10分の1 4~9月 エサ豊富で市街地に現れず
2026/10/17 10:18全国的にクマの目撃情報や被害が相次いでいますが、今年は去年に比べると、その件数が大きく減っています。背景には何があるのでしょうか。
■クマ対策の“最新技術”
突然、シャキッと立ち上がり、細かいステップを刻みながら、相手を威嚇するような動きを見せる犬型ロボット。秋田犬をモチーフに、クマ対策として開発された、その名も、MATAGIロイド「ハッチャン」です。
胸に付いたカメラや赤外線センサーで、クマを認識すると、住民に通知したり、ほえる音とスプレーで山に追い払ったりするということです。
今週、秋田県立大学の教授らが開催した、クマ対策の“最新技術”発表会。
一見すると、二輪車のようなこちらは、なんと、あっという間に、肩にかけて装着する「よろい」のようなものになるそうです。
秋田県立大学 齋藤敬教授 「乗り物だが、いざという時には着る物に変形します」
時速40キロで走るとも言われるクマ。いざという時、「乗り物」から「防護装置」に変えられるものが必要だという思いで開発しました。
■上半期のクマ被害大幅減少
今年も、各地で報告されるクマのニュース。ただデータのうえでは、去年よりも“大幅に減っている”ことが明らかとなりました。
環境省が発表した、今年度上半期(4月~9月)の全国のクマによる人身被害の件数は64件で、過去最多だった前の年の同じ期間と比べて35%減りました。
クマの目撃件数も、秋田県では去年9月の867件が、今年は94件で10分の1ほどです。
なぜ今年はクマの出没が減っているのでしょうか。
酪農学園大学 佐藤喜和教授 「昨年度に比べて山の実りが良いことが大きな影響かなと思っております。クマにとっては(市街地に)出てこなくても、森の中で食べるものがある」
他にも、去年は街に出てきたクマの捕獲や駆除が多く行われたことで、個体数が減った面もあるといいます。
ただ、餌(えさ)が豊富な年は、繁殖が盛んになることから、今後はクマの個体数増加も懸念されます。
佐藤教授 「来年はまた(餌が)凶作になる可能性があるかなと思います。今年のような静かな年のうちに、侵入防止のための草刈りや木の伐採だとか、そういう対策も進めてほしいと思います」
(「グッド!モーニング」2026年10月17日放送分より)





