「見分けつく?」公園に毒キノコ 相次ぐ専門家も警鐘
2026/9/29 19:01公園の茂みに生えている真っ白なキノコ。
【過足竜太朗記者】
「いわき市内の住宅街にある公園です。設置されている遊具の向かい側、足元にあるのが毒キノコだということです」
9月中旬、いわき市中央台の公園で確認されたのは、「オオシロカサタケ」と呼ばれる毒キノコです。
公園の芝生や道路脇の草地などに発生し、かさは白色で、直径30センチほどまで成長します。食べると、下痢や嘔吐、腹痛などの症状を引き起こすとされています。
同じ時期には、小名浜地区の公園でも複数のキノコが見つかったという目撃情報がありました。
県などによりますと、2026年は今のところ、県内で毒キノコによる食中毒は発生していません。
一方、2025年10月には、川俣町と福島市に住む家族などが、ヒラタケに似た毒キノコ「ツキヨタケ」を食べ、嘔吐や下痢の症状を訴えました。
いわき市でも2025年10月、女性2人が山から採ってきたキノコを自宅で調理して食べたところ、食中毒になりました。
毒キノコによる食中毒は、最悪の場合、死に至る可能性もあります。
専門家によりますと、今年は全国的に雨が多かった影響で、毒キノコの発生率が高まっているということです。
【福島きのこの会 広井勝農学博士】
「花壇とか芝生とか、そういうところに出るので、公園なんかにポコポコ出たりするんですね。だから子どもたちが採って、もし口に入れたりすると困ります」
また、「オオシロカサタケ」は、食用の「カラカサタケ」と見た目がよく似ています。
【広井勝農学博士】
「カラカサタケという食べられるキノコがあるのですが、それとそっくりなんですね。ただ、違うのは、カラカサタケは裏側にあるひだが白い。一方、オオシロカサタケは緑色になります」
しかし、見た目だけで区別するのは難しいといいます。
【広井勝農学博士】
「なかなか一般の人は、見ただけでは区別が難しいです」
郡山市では今年、見た目が似ている「コカラカサタケ」も確認されています。
【広井勝農学博士】
「こちらも、ほとんど同じ症状で、実際に中毒になるので注意が必要です」
見た目で判断しづらい毒キノコによる食中毒を防ぐため、専門家は、確実に判別できないキノコは食べないよう呼びかけています。
【広井勝農学博士】
「ネットで検索して大丈夫だと言って食べてしまうと、中毒が起きます。実際に採ったとしても、人にあげない、食べないということが基本です。『食べない・人にあげない』を徹底してもらいたいと思います」
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